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INTEGRITY-178 tuMP RTOS、Intel Tiger Lake上のマルチコアDO-178C DAL A保証の検証段階に入る

2024年6月17日Green Hills Software (本社: 米カリフォルニア州サンタバーバラ) とMercury Systems (Nasdaq: MRCY) は、クアッドコアの第11世代インテル® Core™ i7プロセッサー (旧Tiger Lake) 上で動作するINTEGRITY®-178 tuMP™セーフティ・クリティカル・リアルタイム・オペレーティング・システム (RTOS) のDO-178CおよびAC 20-193 (旧CAST-32A) 耐空証明を提供するための検証段階に入ったことを発表しました。このステップは、顧客固有のソフトウェア認証計画 (Plan for Software Aspects of Certification: PSAC) 提出の成功に続くものです。PSACの成功により、INTEGRITY-178 tuMPは、DO-178C DAL Aおよびマルチコアの課題に対して、そのプロセッサ上で認証された初のオペレーティング・システムとなる予定です。マルチコアTiger Lake保証パッケージの最初の顧客は米陸軍の航空プログラムであり、他のプログラムも同じソリューションを採用することで、リスクを低減し、開発期間を短縮することができます。完全なSOSA™準拠の開発システムは現在入手可能であり、量産システムは来年末までにリリースされる予定です。

FACE®準拠のINTEGRITY-178 tuMP RTOSは、第11世代Intel Core i7プロセッサ向けのサポートを2021年から開始しています。Mercury SystemsがINTEGRITY-178 tuMPを選択した理由は、航空安全およびセキュリティの両認証の比類ない実績にあります。その実績には、DO-178CおよびAC 20-193/CAST-32A目標に対する唯一の民間マルチコア認証、FACE技術標準への認証、高いマルチコア利用率、プログラムの全ライフサイクルにわたる低コストが含まれます。

Mercury Systemsの統合処理ソリューション担当上級副社長兼ゼネラルマネジャーであるRoya Montakhab氏は、次のように述べています。「SOSAおよびFACEオープンスタンダードに基づく、マーキュリーのMOSAに準拠したセーフティクリティカルなミッションコンピュータは、すべての航空機における、より新しく、より高度な技術のシームレスな統合を可能にします。Green Hills FACE認証の INTEGRITY-178 tuMP RTOS は、DAL A アーキテクチャの重要なコンポーネントであり、統合アーキテクチャを通じて複数のアプリケーションをサポートし、機能展開を迅速化するマルチコア認証への低リスクなソリューションを提供します。」

「Green Hills Softwareは、第11世代インテル® Core™ i7プロセッサ上で動作する当社独自のDAL Aマルチコアソリューションの認証ソフトウェアライフサイクルデータを開発できることを大変嬉しく思います」と、Green Hills Softwareの創設者兼CEOであるDan O'Dowd氏は述べています。「他社もマルチコア認証を謳っていますが、真のDAL A認証をDO-178Cマルチコア目標に対して取得したのは、INTEGRITY tuMPだけです。」

Green Hills Software の INTEGRITY-178 tuMP セイフティクリティカル RTOS は、DO-178C および AC 20-193/CAST-32A 課題のマルチコア認証に合格した唯一のオペレーティングシステムです。INTEGRITY-178 tuMPは、NSAのクロスドメインシステム (CDS) 向けセキュリティ規格「Raise the Bar」の認証で使用された唯一のRTOSであり、マルチレベルセキュリティ (MLS) アプリケーションをホストする機能を備えています。INTEGRITY-178 tuMP は、対称型マルチプロセッシング (SMP) または結合型マルチプロセッシング (BMP) 構成で複数のプロセッサコアにまたがってマルチスレッドDAL Aアプリケーションを実行できるマルチコアRTOSです。INTEGRITY-178 tuMPは、FACE技術標準第3.0版に適合していると認証された初のRTOSであり、AC 20-193/CAST-32Aに適合するため、すべての共有リソースに対するマルチコア干渉軽減機能を備えた唯一のRTOSです。マルチコア干渉は、複数のプロセッサコアがシステムメモリ、I/O、オンチップ相互接続などの共有リソースに同時にアクセスしようとするときに発生します。AC 20-193への準拠をさらに容易にするため、Green Hillsは、INTEGRITY-178 tuMPに帯域幅割り当てとモニタリング (BAM) 機能を提供しています。これにより、重要なアプリケーションが割り当てられた共有リソースへのアクセスを確保し、必要な期限を満たし、認証と統合のリスクを低減します。柔軟なマルチプロセッシングアーキテクチャとマルチコア干渉の軽減を併用することで、システムインテグレータは安全およびセキュリティ要件を満たしながら、マルチコアプロセッサのパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。

Mercury Systems – Innovation that matters®

Mercury Systemsは、最先端の航空宇宙および防衛分野の課題を解決するために、ミッションクリティカルな処理能力をエッジに提供するテクノロジー企業です。40年以上にわたって培ってきた技術と専門知識を組み合わせたMercury Processing Platformは、画期的な能力を発揮する独自の利点をお客様に提供します。RFフロントエンドからヒューマン・マシン・インターフェースまで、信号処理全般をカバーし、標準製品とカスタムソリューションにより、シリコンからシステム規模まで、データを意思決定に変えることを可能にします。マーキュリーの製品とソリューションは、300以上のプログラムで、35か国以上に導入されています。 同社はマサチューセッツ州アンドーバーに本社を置き、世界中に24の拠点を構えています。 詳しくは mrcy.com をご覧ください。 (Nasdaq: MRCY)

Green Hills Softwareについて

1982 年に創業したGreen Hills Softwareは組み込み分野においての安全性とセキュリティに関して世界的なリーダーです。2008年に開発したGreen Hills SoftwareのINTEGRITY®-178は、 NIAP(NSAと NISTで構成のNational Information Assurance Partnership、国家情報保証パートナーシップ)からセキュリティ規格 EAL6+の High Robustness の認定を受けた最初にして唯一のオペレーティングシステムとして、これまでのあらゆるソフトウェア製品の中で最高レベルのセキュリティを実現しています。Green Hills Software のオープン・アーキテクチャー統合開発ソリューションは、機能安全認証が必要な軍事・航空、医療、工業、自動車、ネットワーク、コンシューマーその他マーケット向けの高度な組み込み型で絶対的な安全性を持ち、高い信頼性のアプリケーションに対応します。本社は米カリフォルニア州サンタバーバラ、欧州本社は英国にあります。Green Hills Software の詳細は www.ghs.com/japan/index.html をご参照ください。

Green Hills、Green Hills のロゴ、INTEGRITY, MULTI,tuMP、米国および/または国際的に Green Hills Software の商標または登録商標です。その他すべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。

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